光の加減で幻想的に浮かび上がるアラベスク模様美しい地に、垣根に優雅に枝を伸ばす松や楓、瓦や茅葺きの屋根がのぞく屋敷文様が染め出されたしょうざんウールと思われる単着物です。
細竹が端正に並んだ御簾垣のような垣、野趣のある柴垣、十字模様がおもしろい竹垣、竹と束ねた穂を組み合わせたような垣など様々な形がおもしろい垣根模様に、壮麗な瓦葺きの屋根、おおらかな趣のある茅葺きの屋根がのぞき、松の枝葉のおだやかな緑、楓の葉に色づけられた藤色や淡芥子色の優しい彩りが風雅な詩情を添える文様がめずらしく、武家屋敷残る古い通りをそぞろ歩くような趣深い装いを作り出してくれそうです。
優美な地文様が織り出され、ところどころに節のある風合い豊かな生地です。ウールに化繊やシルクを混紡して、毛羽立ちをおさえ耐久性をアップした高級ウールのしょうざんウールと思われます。光をうけかすかに浮かび上がる地文様も美しい、ウールの女王様的なアイテムです。暑さが一段落した初秋から春まで、夏季以外のスリーシーズン楽しんでいただけそうです。
モダンでロマンチックなデザインが多いしょうざんウールの中で、しっとりとした古典文様はめずらしく、コレクションアイテムとしてもおすすめです。
ウールの単着物につきましては、こちらの特集ページでご紹介しております。ぜひご覧ください ≫姉妹屋イチオシアイテム!ウール着物のススメ
エリはバチ衿で手縫い仕立てです。
※手縫いかどうかについての判断は、スソまわりとソデまわり、ソデ付け、脇線の縫い目で確認しております。それ以外の部分ミシン縫いの場合は見逃しがあることがございますので、ご了承ください。