オフホワイトやイエローの糸が織りなすナチュラルなベージュ地に、古代ギリシアの神殿を飾るような悠久のロマンを感じる装飾模様が織りだされた紬の開き名古屋帯です。
落ち着いたナチュラルなカラーが、ロマンチックなモチーフの甘さを適度に中和してくれていて、大人の着こなしにもぴったりな一本となっています。
光の加減で芥子色やブラウンがかったやや暗めのベージュに見えたり、明るく生成り色に近い色味に見えたりします。
手先のみかがられた、開き名古屋帯(松葉仕立ての八寸帯)で、タレ部分は折り返して二重になっており、胴に巻く部分は単になっていて、芯無しの仕立てです。
半幅部分の幅が調節できるので、幅広に締めてレトロな雰囲気で着こなしたり、コーディネートの幅が広がります。
ざらっとした手触りの、素朴な節のでた、ほどよい張りがありますがふわりと軽い真綿紬を思わせるような紬地で、正絹と思われますが、もしかすると若干綿が混紡されているかもしれません。