細やかな文様を組み合わせて、ふわりとただよう霞のようなゆるやかに流れる典雅な装飾をつくりだす道長取り文様が品良く美しい袋帯です。
端正な紗綾形文様や、三百年に一度花を咲かせるという竹の実と花をアラベスクのように美しく表現した笹蔓文様や牡丹唐草といった有職文様を組み合わせたデザインは、古典の和の情趣と正倉院文様の流れを組む異国的でロマンチックな詩情をあわせもち、いろいろな色柄の着物にあわせやすく、ヨーロピアンなイメージから楚々と品の良い和の装い、更紗風のエキゾチックなスタイルまで幅広いイメージでコーディネートを楽しんでいただける便利な一本となっています。
ざらっとした手触りの、ほどよい張りと硬さがありますがしなやかな生地で、正絹と思われます。
二重太鼓を結べる長さの袋帯です。