光の加減で鮮やかな橙や緋、樺茶色まで幻想的に色を変える紅樺色の地に、正倉院の狩猟文様を思わせるロマンチックな装飾模様が浮かび上がる袋帯です。
勇壮な獅子と弓を持つ騎馬人物が連珠と葡萄唐草で飾られた優美な円で囲われた美しい文様が、シルクロードを旅してきた正倉院の織り布のような悠久の物語を感じさせてくれ、コーディネートにドラマチックなアクセントと個性をプラスして、大人ならではの遊び心と知的な好奇心を刺激するわくわくするような装いを作り出してくれそうです。
ややざらっとした手触りの、美しい光沢のでた、ほどよい張りと硬さがありますがしなやかな生地で、正絹と思われます。