黒の地に、光をうけてきらきらときらめく波と、帆を広げる船が織りだされ、ゆうゆうと飛ぶカモメの姿が涼やかな透かし織で浮かび上がる薄羽織です。
さらりと一枚はおるだけで、光まぶしいはろばろとした海の風景が思い浮かぶ、叙情豊かな装いをつくりだしてくれそうです。
さらりとした手触りの、ごく薄手の涼やかに透ける軽やかな生地で、正絹と思われます。
日中は暖かくても、朝夕は着物一枚では心もとない秋や春に、単のお着物にあわせていただくのにもぴったりですし、夏にはクーラー冷え防止のアイテムとしても役に立ち、春夏秋のスリーシーズン活躍してくれる価値ある一枚です。カーデガンのように楽しんでいただけ、コーディネートの幅も広がり、少し自信のない帯結びを隠したり、アンティーク着物のダメージ隠しとしてもおすすめです。