光を優しく透かしておぼろげに織りだされた珊瑚朱色の花枝模様が幻想的に美しい綿麻混と思われる縮地の夏着物です。
色鉛筆で描いたような優しい織りのタッチと縮ならではの素朴な生地感が、あでやかな華やぎと清々しい気品を兼ね備えた優美な草花模様の甘さをほどよくやわらげ、楚々とした気品と大人の愛らしさを、心地よい自然体のムードで楽しむ魅力的な夏姿を作り出してくれそうです。
ざらっとした手触りの、やや浅めの縮風のシボと風合いのある節感のある、ガーゼのようにざっくりと目が粗めに織りだされたさっぱりとした生地で、綿麻の混紡と思われます。
紗や絽ほどは透けないので、少し早めの6月くらいから9月半ばくらいまでお使いになっていただけそうです。
エリはバチ衿で手縫い仕立てです。
※手縫いかどうかについての判断は、スソまわりとソデまわり、ソデ付け、脇線の縫い目で確認しております。それ以外の部分ミシン縫いの場合は見逃しがあることがございますので、ご了承ください。