男性物の夏着物をリメイクした、さっぱりとしたガウン風の羽織です。
藍鼠色の濃淡美しく、ゆらりと揺れる波のような霧雨に煙る宵闇のような細やかな文様が浮かび上がり、控えめかつ静謐な抒情を感じる深みのある一枚となっています。
男性物の仕立てのお着物をリメイクしているため、裄が長めで、身八つ口(脇のあき)がなく、ガウンのようなモダンな雰囲気で着こなしていただけます。お洋服にあわせていただいても素敵です。
※裄はエリの上からの採寸で、およそ68cmまでの裄の方であれば問題なく着用していただけると思います。
ビンテージビーズの羽織紐付きです。
ざらっとした手触りの、シャリ感とほどよい張りのある薄手のしなやかな生地で、風通しや肌離がよくさっぱりとお召しになっていただけそうです。素材は綿化繊の混紡かと思われます。
日中は暖かくても、朝夕は着物一枚では心もとない秋や春に、単のお着物にあわせていただくのにもぴったりですし、夏にはクーラー冷え防止のアイテムとしても役に立ち、オールシーズン活躍してくれる価値ある一枚です。カーデガンのように楽しんでいただけ、コーディネートの幅も広がり、少し自信のない帯結びを隠したり、アンティーク着物のダメージ隠しとしてもおすすめです。
手縫い仕立てです。
※手縫いかどうかについての判断は、スソまわりとソデまわり、ソデ付け、脇線の縫い目で確認しております。それ以外の部分ミシン縫いの場合は見逃しがあることがございますので、ご了承ください。