松葉のような深く落ち着いたダークグリーンに、重なりあう楓葉があでやかに織りだされた紬風の味わいのあるウール単着物です。
繊細な葉脈美しい葉に、深い緋色の葉を重ね、さらに細やかな楓葉をあしらった奥行きと深みを感じるデザインがとても素敵で、はらりはらりと散り敷くような、清流に浮かぶような、木漏れ日透かす枝葉をみあげるような風情を感じさせてくれ、「風ふけば 落つるもみぢ葉水きよみ ちらぬ風さへ底にみえつつ」という凡河内躬恒の一首を思い起こさせるような叙情豊かな装いを作り出してくれそうです。
ざらっとした手ざわりの紬のような節のでた風合い豊かな中厚のウールと思われる生地で、暑さが一段落した初秋から春まで、夏季以外のスリーシーズン楽しんでいただけそうです。真冬でも羽織など防寒対策をすれば十分着用できるので、普段着着物には最適です。
ウールの単着物につきましては、こちらの特集ページでご紹介しております。ぜひご覧ください ≫姉妹屋イチオシアイテム!ウール着物のススメ
エリはバチ衿で仕立てはミシンと部分手縫いです。スソまわりやソデまわりなど着用時目につくところは手まつりです。