弁柄染を思わせる深みのある茶赤の地に、紅型染めのようなあでやかな彩りとおおらかなタッチで染め出された四季の草花風景の古典文様が美しい、紬調の味わいのあるウールの単着物です。
桜や杜若、菊花、椿、牡丹、梅や笹、松などの四季を彩る草花に、柴垣、流水、浮雲、優雅に飛ぶ鶴といった風雅な文物があしわられた古典文様を、軽やかなウール地に染め上げた1枚は、心はずむ晴れやかな美と気取りのない自然体の心地よさが調和した、完成されたカジュアルアイテムとなっています。
やや明るく赤みが鮮やかめに見えたり、ぐっと沈んで茶色みが強く見えたりします。
ややざらっとした手ざわりの紬調の節のでた、中厚のウールと思われる生地で、暑さが一段落した初秋から春まで、夏季以外のスリーシーズン楽しんでいただけそうです。真冬でも羽織など防寒対策をすれば十分着用できるので、普段着着物には最適です。
ウールの単着物につきましては、こちらの特集ページでご紹介しております。ぜひご覧ください ≫姉妹屋イチオシアイテム!ウール着物のススメ
エリはバチ衿で手縫い仕立てです。
※手縫いかどうかについての判断は、スソまわりとソデまわり、ソデ付け、脇線の縫い目で確認しております。それ以外の部分ミシン縫いの場合は見逃しがあることがございますので、ご了承ください。