紺色地にすっきりと伸びる葉と楚々と咲く花の造形が美しい杜若の花が、縞模様を描くような大胆な絵羽柄で染め出されたビンテージの注染浴衣です。

前も後ろも、杜若の花がすべて正の向きを向くようにデザインされた絵羽柄の浴衣で、上質で洗練された存在感を生み出してくれています。上半身は余白が多めに出るように仕立てられており、すっきりと美しい着姿を作り出してくれます。

紺と白の清々しい二色に、あでやかな緋色がアクセントとして差し入れられた色選びも美しく、さっぱりとした小粋な情趣とほのかな色っぽさが調和した古典の美を楽しむ素敵な一枚となっています。

かきつばたの5文字をあたまにおいて詠んだ「からころも　きつつなれにし　妻しあれば　はるばる来ぬる　旅をしぞ思う」の歌物語の世界に思いをはせるような豊かな詩情と、ぱっと目をひく大胆な存在感を兼ね備えた特別な魅力ある浴衣姿を作り出してくれそうです。

さらっとした手触りの、昔の浴衣ならではのしっかりめの綿地で、何回か水をくぐってこなれた風合いがありますが、お召しになっていても生地がよれっとなりにくく、お洗濯をしてもくたっとなりにくいので、長くご愛用いただけそうです。

裏までしっかり染料が通っており、昔ながらの注染の手法で染められていると思われ、自然な揺らぎのある染めのタッチも味わい深く、風にひらりとかえるスソやタモトにも風情を感じさせてくれます。

注染浴衣の魅力については下記の特集ページでもご紹介しています。ぜひご覧ください。
注染レトロ浴衣のすすめ

エリはバチ衿で手縫い仕立てです。

※手縫いかどうかについての判断は、スソまわりとソデまわり、ソデ付け、脇線の縫い目で確認しております。それ以外の部分ミシン縫いの場合は見逃しがあることがございますので、ご了承ください。

• 丈は肩山から裾までの長さです。
• 裄出しの長さの記載については、あくまで参考として掲載させていただいております。当店ではお直しは行っておりませんのでご了承くださいませ。また、裄出しの長さの記載がない商品につきましては、裄出しの余裕がないか、または袷仕立てのため、判別がつかないものになります。
• サイズは、平置きにての実測のため、わずかな誤差がある可能性があります。
• サイズについては、「着物のサイズについて」のページもご参照くださいませ。

その他注意事項

• 商品は、『着物または浴衣』のみになります。写真のその他のアイテムは別売りまたは撮影用の参考商品です。
• 写真につきましては、実際の商品に近くなるよう努めておりますが、モニターの違いや光のあたり具合により、色や雰囲気が実物とやや異なる場合がございますので、ご了承ください。