きりりと粋な黒の地に、白茶色の満月のような水玉がふわりとうかび、波に跳ねるうさぎの模様が染め出された綿紅梅の浴衣です。
謡曲「竹生島」の、 「月海上に浮かんでは 兎も波を奔るか 面白の島の景色や」という一節のような波兎のモチーフが遊び心をさそい、満月を移す湖面がそよ風で白く波立ち、兎が跳ねて遊んでいるように見える涼やかな情景のような物語豊かな夏の装いを作り出してくれそうです。
細やかな格子の織り模様が浮かぶ綿紅梅と思われる変わり織り生地で、光に透かすと涼やかに格子模様が透け、肌離れが良くさっぱりと心地よく着こなしていただけます。洗濯表示タグがあり、ご自宅でお洗濯していただけます。
夏着物としてお召しになっても良さそうな雰囲気です。
やや透け感がありますので、浴衣として一枚でお召しになっていただく場合は浴衣インナーやアンダーワンピースなどをご利用ください。
「夢工房」のタグがついています。
エリはバチ衿で、表からは縫い目が目立たない高級ミシン仕立てです。