鮮やかな色彩のコントラストとグラフィカルな構成が生み出すアフリカン・プリントのような個性際出つ存在感と、有松鳴海絞りと思われる奥行きと深みのある伝統の技が見事に調和した、本絞り浴衣です。
唐松縫い絞りの技法で染め出された、中心から放射状に広がる円模様が、ガラス細工のような蜘蛛絞りの連続模様にリズミカルに映え、力強さと軽やかさをあわせ持つアートピースのようなコーディネートをつくりだします。
おそらく有松鳴海絞と思われ、絞り独特の味わいと、のびがよく身体のラインに綺麗に添いながら、肌と生地のあいだに空気をはらんだような軽やかな着心地の良さと着姿の美しさに魅了されるとっておきの一枚です。
さらっとした手触りの、ふわりとやわらかな綿地です。
エリはバチ衿で手縫い仕立てです。
※手縫いかどうかについての判断は、スソまわりとソデまわり、ソデ付け、脇線の縫い目で確認しております。それ以外の部分ミシン縫いの場合は見逃しがあることがございますので、ご了承ください。