深みのあるあでやかな紅色を基調に、藍や芥子、草色美しく、板葺の屋根、格子戸や障子、階段に囲炉裏などの古民家のしつらえに、鉄瓶、糸車、ランプなどの古物が染め出され、豊かな物語をつむぎだすウールの単着物です。
日本家屋の建築の造形が幾何学的な秀麗さを生み出し、生活の息吹を感じる民芸品がノスタルジックな叙情をかもしだすデザインがすばらしく、古典の和の情趣と民芸的な用の美を洗練されたモダンなスタイルでたのしむ洒脱な一枚となっています。
江戸小紋のような細やかな青海波模様が一面に重ねられ、霞がかったようなやさしい風情を生み出してくれ、個性的なデザインながらも着こなしやすい1枚に仕上げてくれています。
ややざらっとした手触りの、若干薄手の軽やかなウールと思われる生地で、暑さが一段落した初秋から春まで、夏季以外のスリーシーズン楽しんでいただけそうです。真冬でも羽織など防寒対策をすれば十分着用できるので、普段着着物には最適です。
ウールの単着物につきましては、こちらの特集ページでご紹介しております。ぜひご覧ください ≫姉妹屋イチオシアイテム!ウール着物のススメ
エリはバチ衿で仕立てはミシンと部分手縫いです。スソまわりやソデまわりなど着用時目につくところは手まつりです。