おだやかで心地よいクリームベージュに、ペルシアの古い錦を彩るような騎馬や鳥、アラベスク模様で飾られた夜空のようなティールブルーの装飾円文様が織りだされた開名古屋帯です。
シルクロードを渡って古代ペルシアの美を伝える騎馬文様が、遠い異国のはるか昔の物語をよみがえらせてくれ、ファンタジーの世界から抜け出してきたかのような、心ときめく魅力的なコーディネートを作り出してくれそうです。
ざらっとした手触りの、紬風の節のでたナチュラルな味わいのある織地で、絹化繊の混紡かと思われます。
手先のみかがられた、開き名古屋帯(松葉仕立ての八寸帯)で、タレ部分は折り返して二重になっており、胴に巻く部分は単になっていて、芯無しの仕立てです。
半幅部分の幅が調節できるので、幅広に締めてレトロな雰囲気で着こなしたり、コーディネートの幅が広がります。