象牙色地にグレーとブラックのモノクロームを基調にほのかに差し入れられた金彩も雅に染め出された一面の梅の花枝模様に、銀糸の金駒刺繍で贅沢に刺繍された八重梅文様が、付下げの柄付けであしらわれた袷着物です。
シックで洗練されたモノクロームで表現された梅花模様が素敵な小紋の着物の裾と袖に、お召しになった時に美しく映えるように銀の梅花を大胆に刺繍することで付下げ風にアレンジした一枚は、竹久夢二の描く叙情画の世界を思わせる古典の情趣とモダンな遊び心を兼ね備えた特別な魅力あるドレスアップコーデを作り出してくれそうです。
一見小紋に見えますが、刺繍が付下げの柄付けになるようにあしらわれており、付下げ小紋と同じようにお使いになっていただけるのではないかと思います。パーティーなどのおよばれスタイルから、おめかし気分の普段着コーディまで幅広く活躍してくれそうです。合わせる帯によって、袴にあわせた卒業式の装いや、お子様の卒入学式・七五三などのフォーマルな場でも活躍してくれそうです。(ただ、結婚式などフォーマルな場でのお着物や帯については、一見小紋に見えるお着物ということもあり、地域やお家によってもふさわしいとされる装いが変わってきますので、ご購入前に一度ご親戚の方などにご確認されることをオススメします)
よけいな色を加えない抑制のきいたデザインは、色々な色柄の帯にあわせやすく、アンティークの華やかな帯をあわせた大正浪漫・昭和レトロな風情ただよう装いから、シンプルな帯をあわせてすっきりと仕上げた現代的でエレガントなコーデまで幅広いイメージで楽しんでいただけそうです。
さらりとした手触りの重なり合う曲線が美しい地紋が織りだされた、つややかな光沢のあるとろんとしなやかな生地で正絹と思われます。
エリは広衿です。