雨に濡れた森に霞がかかったような、みずみずしくやわらかな緑地に、光琳松のような風雅な詩情とモダンな遊び心をかねそなえた松文様が織りだされた正絹紬と思われる単着物です。
こんもりと茂る松の枝葉をまろやかな曲線美しく意匠化したデザインがとても素敵で、古典的な情趣の中にもアートでモダンな遊び心が光る存在感のある1枚となっています。
真綿紬のような自然な味わいのある質感の織地が、大正ロマンな詩情を感じる大胆なデザインに柔らかな心地よさをプラスし、かろやかで気取りすぎずかつ洗練された洒脱なコーディネートを作り出してくれそうです。
ざらっとした手ざわりの、マットで上品なツヤ感のでた、ほどよい張りのあるさっぱりとした質感の、一面に節のでた真綿紬のようなナチュラルな風合いのある生地で、正絹紬と思われます。
エリはバチ衿で手縫い仕立てです。
※手縫いかどうかについての判断は、スソまわりとソデまわり、ソデ付け、脇線の縫い目で確認しております。それ以外の部分ミシン縫いの場合は見逃しがあることがございますので、ご了承ください。