オパールのように淡くゆらぐグレーに、マスタードとテラコッタのボーダーが交互に浮かぶ、やわらかな光をたたえたような正絹縮緬の単着物。
- デザイン:グレーにイエローやアッシュグリーンが細かな粒子のように溶けあう、オパールのような幻想的な彩りに、マスタードとテラコッタブラウンの幅広ボーダーがゆるやかな間隔で染め出されたアートなデザイン。蝋たたき染や撒糊散らしを思わせる、霞がかかったような細やかな文様と、縮緬のしぼがつくる繊細な陰影によって、色の輪郭がふわりとにじんで見え、モネの描いた湖面のような、どこか幻想的で柔らかな物語を生み出しています。
- 印象: くすみを含んだ淡色の重なりがやわらかく、絵画的で洗練された雰囲気を感じさせます。大胆なボーダー柄でも印象が強くなりすぎず、甘さをおさえたやさしい華やぎがあり、大人の普段着にも、少しきちんとしたお出かけにも取り入れやすい一枚です。
- 素材・着用感: ややざらっとした手触りの、はっきりとしたシボ高の縮緬地で、心地よい正絹縮緬の生地です。しっかりとしたシボがあるため、肌離れよくさっぱりとお召しになっていただけそうです。しなやかさのある風合いで、単着物らしい軽快さと、正絹ならではの品のよさをあわせ持っています。
- 季節・シーン: 裏地のない単仕立てで、従来ですと5月から6月、9月から10月くらいの時期のお着物ですが、暑い時期が長くなっている近年では、普段着として1年を通してお召しになる方も多く、盛夏をのぞいて長く楽しんでいただけるかと思います。気取りのない普段使いから、観劇やお食事会など、おめかししたお出かけ着まで幅広く楽しんでいただけます。
- コーデ提案: 生成りや淡いグレージュの帯でやわらかくまとめると、楚々とした優しい雰囲気が引き立ちます。焦げ茶や黒を合わせれば輪郭がほどよく締まり、モダンな着姿に。くすみピンクやセージグリーンの帯揚げ・帯締めを添えると、ニュアンスカラーが美しくつながります。
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着物の種類:正絹 / 単仕立て / 染め
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仕立て: エリは広衿で手縫い仕立てです。※手縫いかどうかについての判断は、スソまわりとソデまわり、ソデ付け、脇線の縫い目で確認しております。それ以外の部分ミシン縫いの場合は見逃しがあることがございますので、ご了承ください。