白地にきりりと映える紺一色で染め出された簪(かんざし)と入れ子枡、結び文のモチーフが格好良い注染浴衣。
- デザイン:白と紺の潔いシンプルなカラーで染め出された大きな入れ子枡の四角形に、軽やかに散らされた、簪(かんざし)と、結び文のモチーフが、風雅な物語を添える遊び心の効いた古典柄。白と濃紺だけに色数を絞り、大きな幾何学模様を大胆に散らしているため、ぱっと見た印象はとてもモダンで、昭和のグラフィックデザインや、ミッドセンチュリーアートを思わせるような、潔い格好よさがあります。
- 印象:力強い幾何学と、かんざしの繊細で優美な詩情、結び文の叙情性が美しく調和した、古典の粋を、ぐっとモダンに楽しめる一枚。白と濃紺の清々しいコントラストが清々しく、大胆な柄行きながら、すっきりと洗練された雰囲気で着こなしていただけます。
- 素材・着用感:さらっとした手触りの、昔の浴衣ならではのしっかりめの綿地で、何回か水をくぐってこなれた風合いがありますが、お召しになっていても生地がよれっとなりにくく、お洗濯をしてもくたっとなりにくいので、長くご愛用いただけそうです。裏までしっかり染料が通っており、昔ながらの注染の手法で染められていると思われ、自然な揺らぎのある染めのタッチや色のぼかしも味わい深く、風にひらりとかえるスソやタモトにも風情を感じさせてくれます。
- 季節・シーン:さっぱりとした白の地が、宵闇では清々しく映え、日差しの下では涼やかにひきたち、夏祭りや花火大会、夕涼み、ビアガーデンなどの夏ならではのイベントだけでなく、夕涼みのそぞろ歩きやなど何気ない夏のひとときを楽しむのにもぴったりです。半衿や足袋をあわせて大人っぽいお出かけの装いにしても素敵です。
- コーデ提案:白地に紺一色でデザインされた端正かつ遊び心のある古典柄浴衣は、どんな色の帯をあわせてもしっくりときまり、あわせる帯によって表情を変えて楽しんでいただけます。赤やえんじ系の帯を合わせると、華やかな存在感が生まれ、黒や紺の帯を合わせれば、モード感のあるシャープな着こなしに。芥子色や若草緑、常盤緑などをあわせて洒落感を添えたり、藤色や紫の帯で、洗練された雰囲気にしあげても素敵です。