鮮烈な朱赤と冴えた青の斜めストライプに鹿の子絞り風の麻の葉文様が凛と浮かぶアートな昼夜帯。裏は艶やかな黒繻子の便利なリバーシブル。
- デザイン:鮮やかな朱赤とブルーを大胆に切り替え、白い絞り風の麻の葉模様を一面に散りばめた、ぱっと目を引くアートなデザインの昼夜帯。赤と青のカラーブロックを細いブラックの斜線がきりりと区切り、昔ながらの麻の葉文様を現代のグラフィックのようにモダンに見せています。白い模様は小さな鹿の子模様を連ねた素朴なタッチで、大胆な色と構図の中にもアンティークらしい味わいを感じさせます。裏面は一転して、ほのかに光沢をおびた無地の黒繻子。鮮やかな表の柄と静かな裏の黒、表裏でまったく異なる表情を楽しめるリバーシブルの帯です。
- 印象:古典の麻の葉文様を、自由に、格好よく楽しめる存在感のある一本。グラムロック・アートのような大胆な遊び心がありつつ、ポップになりすぎないのは、絞り風の素朴な模様と黒の引き締めが効いているから。麻の葉を表にすればコーディネートに鮮やかな遊び心を、黒繻子を表にすればぐっとシックに。古典とモダン、華やかさと静けさを切り替えてスタイリングできるコーディネートの楽しみが広がる一本です。
- 素材・着用感:表面はごくうっすらとしたシボ感のでた、つるりとした光沢とシャリ感のでた、つるりとした光沢のしなやかな化繊地です。裏はすべらかな手触りのつややかな光沢のでた繻子地で、化繊と思われます。表裏に異なる生地を合わせた昼夜帯で、名古屋帯と異なり胴に巻く部分は半幅になっておらず、帯の端から端まで同じ幅(全幅)で仕立てられています。長さは一重太鼓を結ぶのにちょうどよく、現在の京袋帯に近い感覚でお使いいただけます。しなやかでやわらな帯で、兵児帯のようにアレンジ結びで楽しんでいただくのも素敵です。
- 季節・シーン:秋・冬・春のスリーシーズン活躍。さっぱりとした質感なので、単シーズンにもあわせやすそうです。紬やウールなどにあわせたカジュアルコーデから、正絹小紋や御召にあわせた、ちょっとよそ行きのスタイルまで幅広く楽しんでいただけます。
- コーデ提案:表面を主役にするなら、紺、黒、グレー、生成りなど色数を抑えた着物に合わせると、朱赤とブルーの鮮やかさがすっきり映えます。写真のような小紋に重ね、柄オン柄のコーディネートにしても素敵です。帯締めを黒にすると全体が引き締まり、白や生成りなら軽やかに。裏の黒繻子は花柄や縞、銘仙など存在感のある着物をすっきりとまとめる万能な帯としてとても便利で、アンティークコーデにもよくあいます。