ミッドセンチュリーアーキテクトのような細やかな幾何学パターンに大胆にアレンジされたアラベスク模様を重ねたモダンデザインに心ときめくビンテージの単帯です。
コーラルルージュのブロッキングボーダーが繊細な総柄に洗練された余白ときりりとしたアクセントをプラスして、柄オン柄のコーディネートもセンスよくきまる技ありのアイテムとなっています。
アシンメトリーなデザインなので、胴前は半分に折ったどちらの側を表にするかで柄の出方ががらりと変わり、一本で2パターンのコーディネートを楽しめるのも嬉しいポイントです。
ざらっとした手触りの、つるりとした光沢と適度な張り、硬さのあるしなやかな生地で、絹化繊の混紡と思われます。
裏や芯のついていない単の織りの帯です。半分に折って半幅帯感覚で使うこともできますし、芯がないため、ファブリック帯のようにしなやかで、長さも長めで、色々なアレンジ結びを楽しんでいただくのにも最適です。
帯の両先はかがりなどの処理がされていませんがそのまま使われてきたようで、ほつれなどもそれほどみられず、このままで問題なくお使いになっていただけるかと思います。
今ではあまり見かけなくなった単帯は、春と秋の単着物の季節にも最適ですし、昭和のファッション誌などでは、浴衣や夏着物にあわせてコーディネートされていて、昭和レトロな夏の装いにもぴったりです。春、夏、秋と季節の変化にあわせて長く楽しんでいただきたいとても便利なアイテムです。冬でも問題なくお使いになっていただけると思いますが、人によっては寒々しく感じる方もいらっしゃるかと思います。
単帯の魅力について特集ページ「こんなに便利単帯〜ひとえおび」でもご紹介中です。ぜひご覧ください。