やわらかな薄黄色に近い象牙色に水の流れと楓の枝葉の影が重なる涼やかなスリーウェイ夏着物浴衣
- デザイン:優しいイエローを含んだアイボリー地に、繊細な線が幾重にも連なる流水模様がゆったりと広がり、青磁色をおびた灰色や濃鼠色の楓の枝葉が涼やかに重ねられた、清々しいデザイン。淵や瀬のまわりをまわりこむ清流のような、幾何学的な中に自然の情趣を感じる描写が美しく、優美に枝を伸ばす楓と調和し、水辺の景色の涼を運んできてくれます。
- 印象:澄んだ清流に映る楓の葉影がゆらりとゆらめくような、ひんやりとした静けさを感じさせてくれる一枚。抑えた色使いが端正で、季節の気配をさりげなく映した、大人の気品ただよう夏姿を作り出してくれそうです。
- 素材・着用感:ざらっとした手触りの、シャリと張り感のある薄手さっぱりとした生地で綿化繊の混紡かと思われます。ややざらっとした手触りの、細かな織り模様浮かぶドビー織りを思わせるような変わり織りの生地で、上布や夏絣などを模して昭和中期に開発された綿化繊混紡の夏向けの素材と思われます。ざっくりと目が粗めに織り出された薄手の生地のため、透け感があります。
- 季節・シーン:浴衣としても夏着物としてもお使いになっていただける雰囲気の素材ですが、やや透け感がありますので、浴衣として一枚でお召しになっていただく場合は、浴衣スリップなどを中に着てください。紗や絽ほどは透けないため、5月から9月くらいまで浴衣、夏着物、単着物として3wayでロングシーズン楽しんでいただけそうです。
- コーデ提案:紺や青の帯を合わせると水辺の涼やかさがひきたちます。若草色や翡翠色など緑の帯や小物もとてもよくあい瑞々しく爽やかな装いに。白や生成り、薄黄色の帯でトーンをそろえたさっぱりとしたスタイルに仕上げてもGOOD。差し色には藤色や深い紫が好相性です。紅や朱、黄色の紅葉や木の葉模様の帯をあわせて色づく秋の気配をとりいれたり、魚の帯留めを添えて清流の風情を楽しんだり、あわせるアイテムによって幾通りもの物語を生み出してくれそうです。