宵闇のような濃紺地に浮かび上がる、繊細な線と点で形づくられた蝶々が美しいビンテージの注染浴衣です。
花蕊のような小さなドットと繊細な線が形作る羽根に、黄色から緋色へと移ろう美しい彩りが重ねられ、まるで可憐に咲く花が蝶々に変身したような幻想的な物語を生み出しています。
ろうけつ染を思わせる氷割れ模様がほのかに浮かび、透明感と涼しげな気配を添えてくれます。
小さな波しぶきが軽やかなアクセントになった繊細な流水のラインは、軽やかに舞う蝶々の軌跡のようでもあり、静と動が交錯する詩的な世界を表現してくれます。
エリはバチ衿で仕立てはミシンと部分手縫いです。スソまわりやソデまわりなど着用時目につくところは手まつりです。