淡いミントグリーンの地に、ウサギみたいな動物が描かれたユニークな装飾模様が染め出されたビンテージの注染浴衣です。
古代エジプトやメソポタミアの壁画のような抽象的なフォルムでデザインされたモチーフが、プリミティブな祈りや物語を連想させて、遠い時代や場所の記憶を呼び覚ますような、知的な遊び心を楽しむコーディネートを作り出してくれそうです。
個性的なデザインですが、柔らかな配色が全体を上品にまとめ、落ち着いた印象を与えてくれるので、大人のコーディネートにもぴったりな一枚となっています。
さらっとした手触りの、昔の浴衣ならではのしっかりめの綿地で、何回か水をくぐってこなれた風合いがありますが、お召しになっていても生地がよれっとなりにくく、お洗濯をしてもくたっとなりにくいので、長くご愛用いただけそうです。
裏までしっかり染料が通っており、昔ながらの注染の手法で染められていると思われ、自然な揺らぎのある染めのタッチや色のぼかしも味わい深く、風にひらりとかえるスソやタモトにも風情を感じさせてくれます。
注染浴衣の魅力については下記の特集ページでもご紹介しています。ぜひご覧ください。
注染レトロ浴衣のすすめ
エリはバチ衿で仕立てはミシンと部分手縫いです。スソまわりやソデまわりなど着用時目につくところは手まつりです。