時代を超えて受け継がれたビンテージの八寸帯の意匠や素材の魅力を未来へつなぐ思いをこめて、今の暮らしに寄り添う半幅帯としてリメイクしました。
クリームがかった生成地に、菊のようなダリアのような深紅の花唐草文様が一面に染め出された印象的なデザインが美しい一本です。
正倉院文様にも通じるモダンな中に歴史と伝統を感じる花唐草模様の流れるような蔓草の動きが華やかな中にも優雅なリズムを生み出し、ドラマチックかつ洗練された装いを作り出してくれます。
ビンテージの8寸帯のリメイク品となり、片方の先から120cmほどの範囲は模様のない紅色の無地となっています。長さもたっぷりとあるので、紅色の無地と柄部分との対比が印象的なアクセントになり、結び方によって表情を変えてアレンジを楽しんでいただけます。
ざらっとした手触りの、適度な張りと硬さのある木綿地で、着物の帯ならではのしっかりとした素材ですので、浴衣にもお着物にもマッチしてくれ、一年を通して楽しんでいただけ、特別な日も、ふだんの日も、装いにときめきを添えてくれます。
懐かしいのに、どこか新しく、同じものにはめったに出会えない、ビンテージリメイクならではの特別な一本です。
国内縫製のミシン仕立てです。