黒つるばみ色に羊歯の葉とドングリをついばむウズラ文様小粋な正絹付け下げ訪問着

19,800円(税込21,780円)

在庫状況 在庫数:1

つるばみの実で深く染め上げたようなチャコールブラックに、風に揺れるような一面の羊歯の葉と、ドングリをついばむ鶉(ウズラ)の姿が描き出された正絹付け下げ着物です。

ころんと丸い姿も愛らしいウズラは、御吉兆(ゴキッチョー)と聞こえる鳴き声から縁起の良い鳥とされており、身にまとう人に幸運を運んできてくれそうです。

秋草の帯とあわせて、「夕されば野辺の秋風身にしみて うづら鳴くなり 深草の里」という藤原俊成の和歌に思いをはせたり、桐文様の帯をあわせて、「桐の木に、鶉鳴くなる、塀の内」という松尾芭蕉の一句を口ずさんでみたくなる、物語が広がる一枚です。

付け下げのような余白を生かしたすっきりとしたデザインですが、衿にも柄が描かれており、訪問着として作られたものかもしれません。おめかししたお出かけ着からドレスアップスタイル、フォーマルまで幅広く活躍してくれそうです。

「克峯」の落款と、「初子」という記名がはいっています。

さらりとした手触りの、ごく細かなシボのでたしなやかな生地で、正絹と思われます。

エリは広衿です。

サイズ

身丈裄丈袖丈前幅後幅
154cm64cm47.5cm23cm28.5cm
  • 丈は肩山から裾までの長さです。
  • 裄出しの長さの記載については、あくまで参考として掲載させていただいております。当店ではお直しは行っておりませんのでご了承くださいませ。また、裄出しの長さの記載がない商品につきましては、裄出しの余裕がないか、または袷仕立てのため、判別がつかないものになります。
  • サイズは、平置きにての実測のため、わずかな誤差がある可能性があります。
  • サイズについては、「着物のサイズについて」のページもご参照くださいませ。

状態

  • 胴裏に写真(A)のような小汚れが数か所あります。
  • 胴裏に写真(B)のような、水濡れのような小ジミが数か所あります。
  • 左前身頃に、胴裏に写真(C)のような、染めとびのようなシミがあります。
  • その他、写真に写らない若干の小汚れや小キズ、うっすらとしたヤケ, アクやクスミがありますが、昔のお着物に慣れた方であれば十分お召しになっていただけるかと思います。
  • 検品には、できるだけ注意を払い、シミ・汚れ等を記載しておりますが、微小の汚れ等につきましては、見落としがある場合もありますので、ユーズド品であることにご理解いただきご購入をおねがいします。
  • 胴裏につきましては、ユーズド・アンティークの着物は、ホシやシミが生じているものが大半のため、状態が軽度のものにつきましては、記載を省かせていただいております。
  • 当店でお取り扱いしている着物の状態については、「姉妹屋について」のページの「着物の状態について」をご参照ください。

その他注意事項

  • 商品は、『着物または浴衣』のみになります。写真のその他のアイテムは別売りまたは撮影用の参考商品です。
  • 写真につきましては、実際の商品に近くなるよう努めておりますが、モニターの違いや光のあたり具合により、色や雰囲気が実物とやや異なる場合がございますので、ご了承ください。